アパレルのハイブランドは、店構えから店員の接客まで一般的なアパレルブランドとは一線を画しています。
「ハイブランドで働く店員の給与は、どの程度なのか」
「今までのキャリアを活かしてハイブランドで働いてみたい」
と考えている方もいるでしょう。
本記事では、ハイブランドに勤める店員の給与額や、ハイブランドの店員へ転職する方法等について解説します。
ハイブランドに勤務する店員の給料はどのくらい？
ハイブランドと呼ばれるアパレルブランドは多くが外資系です。
外資系アパレルブランドの給与は、一般的に日系のアパレルブランドよりも高い傾向にあります。
外資系アパレルブランドは、即戦力となる能力やキャリアを持つ人材を求めており、それに見合った給与を提示するのが一般的です。
では、実際にどの程度の給料が支払われているのかをご紹介していきます。
ハイブランドに勤務する店員の給料の一例
日本で事業を展開しているハイブランドは、従業員の給与を公表していません。
しかし、就職系口コミサイトには、実際に働いている人の意見を元にした給与の目安が掲載されています。
以下はその一例です。
- ルイ・ヴィトンジャパン株式会社：520万円（販売職）
- フェンディ・ジャパン株式会社：515万（販売職）
- ブルガリ・ジャパン株式会社：506万円（販売職）
また、ハイブランドの求人は一般的な求人サイトではなく、アパレル専門の転職エージェントサイトに多く掲載されています。
アパレル専門の転職エージェントを見ると、年収500万円以上の求人がほとんどです。
このことからも、ハイブランドの店員の給与が日系アパレルブランドより高いことが分かります。
ハイブランドに勤務する店員に求められる能力
ハイブランドに勤務する店員には、以下のような能力が求められます。
- コミュニケーション能力
- 語学力
- 交渉力
- 判断力
ハイブランドの店舗に来店するお客様の多くが富裕層であり、高級商品の接客にふさわしい高いレベルの接客が求められます。
そのため、コミュニケーション能力はもちろんのこと、品格も必要です。 また、外国からのツーリストが増えているため、英語だけでなく、フランス語や中国語などの語学力があるスタッフは重宝されます。
さらに、イレギュラーな事態が発生した場合の判断力や交渉力も重要です。
ハイブランドの店員は、販売員というよりも百貨店や一流ホテルの接客業に近いと考えられます。
ハイブランドに勤務する従業員の職種は豊富
ハイブランドが募集している職種は、店員以外にも以下のようなものがあります。
- 店長・マネージャー：ショップの店員を束ね、複数の店舗を管理することもある
- バイヤー：商品の買い付けを行う
- プレス：ブランドや商品の広報・PRを担当
- マーチャンダイザー（MD）：商品の企画・開発、販売計画の立案、価格設定、予算管理などを行う
ブランドによっては、本社で採用を行う職種もありますが、日本で展開している事業に関わるスタッフは日本人が多いです。
自分のキャリアや経験を活かせる職種が店員以外にもあるかもしれませんので、他の職種も検討してみましょう。
ハイブランドの店員に採用されるには
ハイブランドの店員は、店舗の顔としてお客様と接する重要な仕事です。
ブランドの知識と高い接客技術が求められます。
ここでは、ハイブランドの店員に採用されるポイントや求められる能力について解説します。
アパレル関係の仕事をしたことがなくても採用される場合もある
ハイブランドの店員に求められるのは、コミュニケーション能力や接客技術、語学力などです。
そのため、アパレル業界の経験がなくても採用される可能性があります。
以下のような経験がある方は、未経験でも採用される可能性があるでしょう。
- 百貨店など高い接客技術が求められる職場での勤務経験
- 外資系企業で語学を活かして勤務した経験
- 化粧品などファッションに関連する仕事の経験
外資系企業はヘッドハンティングをして優秀な人材を集めることもあります。
これらの経験を持っている方は、アパレル専門の転職エージェントに登録すると、企業から声がかかることもあるでしょう。
店員として転職したいなら30代までが有利
店長やマネージャー以外の店員は、20〜30代の方が転職に有利です。
正社員の店員として採用された場合、経験を積んで店長やマネージャーにステップアップすることが期待されるため、若い年代の方が有利です。
また、他のアパレル系会社でキャリアを積んだ方は、最初から店長やマネージャーとして採用されることもあります。
ハイブランドの店員への転職を成功させるポイント
ハイブランドの店員として正社員になりたい場合、転職が一般的です。
ここでは、転職を成功させるポイントを紹介します。
転職を希望するブランドを定める
まずは、転職を希望するブランドを定めましょう。
ハイブランドの店員として質の高い接客を行うためには、ブランドに対する深い知識と理解が重要です。
「ハイブランドならどこでも良い」という態度では、転職が成功する可能性は低いです。
ブランドが求める人材をチェックし、必要なスキルや経験を確認しましょう。
情熱や憧れだけでなく、ブランドにとって必要な人材になるための努力も重要です。
店員以外の職種も候補に入れる
ブランドの店員は目に入りやすい職種ですが、他にもさまざまな職種の求人があります。
例えば、広報の経験があるならプレス、商社での経験があるならバイヤーやマーチャンダイザー（MD）など、自分の経験やキャリアを活かせる職種を検討しましょう。
求人があるのか確認する
ハイブランドの求人は一般的な転職サイトには掲載が少なく、アルバイトが多い傾向です。
高いキャリアや能力を求めるハイブランドの正社員の求人は、専門的な転職エージェントが紹介してくれることが多いです。
今は、アパレル専門の転職エージェントもありますので、その領域に特化しているところに相談するのが良いでしょう。
ハイブランドに強い転職エージェントを選ぶ
ハイブランドの店員は、ブランドのイメージを崩さない立ち振る舞いが求められます。
面接の際には、受け答えだけでなくファッションやメイク、立ち振る舞いまで細かくチェックされるでしょう。
また、ハイブランドの店員は人気が高く、競争率が高い傾向にあります。
このような競争を勝ち抜くためには、転職エージェントのサポートが役立ちます。
立ち振る舞いやメイク、面接での受け答えのポイントを教えてくれる転職エージェントを選ぶことで、合格の可能性が高まります。
また、店員以外の職種に就きたいが情報が少ない場合でも、転職エージェントはサポートしてくれます。
キャリアや経験をヒアリングし、最適な提案をしてくれるでしょう。
ハイブランドへの転職を検討している場合、転職エージェントに登録することが成功への近道です。
ハイブランドの店員に転職したい方のよくある質問
ここでは、ハイブランドの店員に転職したい方のよくある質問を紹介します。
ハイブランドの店員になるためには、販売スタッフとしての経験は必ず必要ですか？
販売スタッフとしての経験はあったほうが有利です。
しかし、必須ではありません。
接客技術は、ショップ以外でも、ホテルや乗り物等で接客技術を磨くことは可能です。
アパレル業界で販売の経験がない場合でも、接客の経験が豊富ならば、その点をアピールしましょう。
転職エージェントを利用するのに費用はかかりますか
転職希望者が利用する場合、基本的に費用はかかりません。
ただし、エージェント側が「オプション」として提示しているサービスには費用がかかる場合があります。
例えば、履歴書や志望動機書の添削サービスなどです。
転職エージェントによってどのようなサービスまで無料で利用できるか確認したうえで登録しましょう。
転職エージェントを選ぶポイントはありますか？
まず第一に、就職実績をチェックしましょう。
事例を細かく見て、「どの程度転職成功者がいるのか」、「どの程度年収アップが実現できているのか」を確認することが重要です。
また、エージェントとの相性も大切です。
面接してみた結果転職エージェントとどうしても合わないというところは避けましょう。
複数の転職エージェントに登録して、相性が良いところで進めていくのも良いでしょう。
まとめ：ハイブランドの店員の給与は日系アパレル企業より高め
ハイブランドの店員は求められる能力が高いため、日系アパレル企業の店員より給与も高い傾向にあります。
日系アパレル企業から給与アップを目的に転職するケースも多いです。
ただし、ハイブランドの求人は店員だけではありません。給与アップだけでなく今までのキャリアや経験を活かして転職したい場合は、他の職種も視野に入れてみましょう。
ラグジュアリー・ファッションのハイクラス転職はアプライムへ
アプライムは、ラグジュアリー・ファッション業界に特化し、経験豊富なインハウス専門家と実績を誇るエージェントのみで構成された強力なチームです。
そのため、候補者の方がご自身のキャリア位置を把握しながら、同時に分野のプロフェッショナルとして豊富な情報量と信頼性の高いアドバイスを提供することが可能です。
あなたのキャリアを支援し、積極的にバックアップすることを使命とし、候補者様の成功と成長をマンツーマンでサポートすることを約束します。
