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理想の転職を叶えるために転職エージェントとの面談で話すべき5つのこと

「転職エージェントとの面談では、具体的に何を話せばいいのだろう?」
「自分の本音をどこまでさらけ出していいのか、判断がつかない」

ラグジュアリーブランドやハイエンドな業界への転職を考えたとき、このような不安を感じることはありませんか?

一般的な企業への転職とは異なり、ブランドの世界観や歴史への深い理解、そして高いホスピタリティが求められるこの業界。

だからこそ、あなたの魅力を正しく伝え、最適なマッチングを叶えるためには、転職エージェントとの対話の質が非常に重要になります。

面談は、ただの顔合わせではありません。あなたのこれまでのキャリアという物語を整理し、未来の可能性を広げるための作戦会議です。

この記事では、ハイブランド業界専門の転職エージェントとして長年候補者様と向き合ってきた私たちが、面談で話すべき具体的な内容や、プロの視点から見た優秀なパートナーの見極め方について詳しく解説します。

そもそも転職エージェントの仕事とは

そもそも転職エージェントの仕事とは

面談で何を話すべきかを知る前に、まずは私たち転職エージェントがどのような役割を担っているのか、その仕組みを少しだけ紐解いてみましょう。

ここを理解することで、なぜ「本音」が重要なのかが見えてきます。

あなたと企業の「架け橋」となる存在

転職エージェントの仕事は、一言で言えば企業(ブランド)と求職者(あなた)の最適なご縁を創り上げることです。

私たちは、企業から「このような経験や想いを持った人材が欲しい」という依頼を受け、その要件に合う方をご紹介します。

そして、無事に入社が決まった時点で、企業から報酬をいただくというビジネスモデル(成功報酬型)で成り立っています。

よく誤解されますが、あなたの年収から手数料が引かれることは一切ありません。紹介料は企業が負担する採用コストであり、あなたの給与には影響しないのです。

つまり、あなたにとって転職エージェントの利用は無料でありながら、私たちの利益とあなたの利益(良い転職を叶えること)は、完全に一致しているのです。

「非公開求人」が存在する理由

なぜ、企業は自社の採用サイトや求人媒体だけでなく、エージェントを使うのでしょうか?ここに、あなたがエージェントと深く対話すべき理由があります。

ラグジュアリーブランドの求人の多くは、一般には公開されない非公開求人です。これにはいくつかの理由があります。

戦略的な採用: 新規店舗のオープンや、重要ポストの交代など、競合他社に知られたくない戦略的な採用である場合。
効率的な選考: 人気ブランドには応募が殺到するため、人事担当者が全ての応募書類に目を通すのが困難な場合。
専門性の高いマッチング: 「時計の専門知識がある方」「富裕層への外商経験がある方」など、ニッチなスキルを求めている場合。

これらの表に出ない情報を持っているのがエージェントです。
あなたが面談で詳細なスキルや希望を話すことで、初めて「実は、こんなポジションがあるのですが」と提案できる求人が数多く存在するのです。

本音ベースで伝えることが吉

ラグジュアリー業界は非常に狭く、またブランドごとに求められる人物像が大きく異なります。

例えば、伝統と格式を重んじるHERMÈS(エルメス)のようなメゾンと、ストリートの感性を取り入れ革新を続けるBalenciaga(バレンシアガ)のようなブランドでは、活躍できる人材のタイプが違うことがあります。

だからこそ、あなたが「何を大切にしたいか」「どんな環境で輝けるか」を、本音ベースで細かく伝えるほうが、結果としてミスマッチを防ぎ、理想のキャリアに近づくことができるのです。

まともなエージェントであれば、あなたの本音を聞いてマイナス評価を下すことはまずありません。
むしろ、深い理解に基づいた提案が可能になるため、話して損をすることは一つもないと言えるでしょう。

▼以下も合わせてご覧ください。
知らないと損?転職エージェント7つのメリットと初めてでも安心な活用術

理想の求人を見つけるために面談で話すべき4つのこと

理想の求人を見つけるために面談で話すべき4つのこと

それでは、具体的な面談の場面で、どのような情報を共有すべきかを見ていきましょう。
特に重要なのは以下の4点です。これらを整理して伝えることで、紹介される求人の精度が劇的に高まります。

①正直な転職理由や退職意向

なぜ今の環境を変えたいと思ったのか、そのきっかけは、あなたの次の職場選びにおける羅針盤となります。

ここが曖昧だと、転職してもまた同じ悩みに直面してしまうリスクがあります。

ネガティブな理由も正直に伝える勇気

多くの人が「ポジティブな理由しか言ってはいけない」と思い込んでいます。しかし、転職のきっかけの多くは、現状への不満や不安から始まります。

  • 「現職では顧客一人ひとりと向き合う時間が取れず、数をこなす接客になってしまっている」
  • 「給与レンジの上限が見えてしまい、これ以上のアップが見込めない」
  • 「ブランドの方向性が変わり、自分が売りたいと思える商品ではなくなってしまった」

これらの不満は、裏を返せば「次はこうありたい」という希望の裏返しです。エージェントに対しては、包み隠さず話してください

私たちがそれを企業に伝える際には、適切な表現に変換します。

プロとして「未来への意欲」に変換する

ただし、単なる愚痴で終わらせないのがポイントです。面談の中で、エージェントと一緒にネガティブをポジティブに変換する作業を行いましょう。

あなたが感じる「現状の不満」転職理由としての「未来への意欲」(変換例)
「接客時間が短く、数をこなす業務に疲れた」・一人ひとりのお客様と深い信頼関係を築き、ライフスタイルに寄り添った提案がしたい。
・顧客作りを重視するラグジュアリーブランドで、質の高い接客を極めたい。
「給与の上限が見えてしまい、評価に納得感がない」・自分の成果が正当に評価され、それが報酬やキャリアアップに直結する環境に身を置きたい。
・明確な評価制度のもとで、より高い目標数値に挑戦したい。
「ブランドの方針が変わり、商品に愛着が持てない」・自分が心から「素晴らしい」と思える世界観やクラフトマンシップを持つブランドで、熱意を持ってお客様に提案したい。<・歴史あるメゾンの伝統を受け継ぐ一員となりたい。
「人間関係が固定化しており、刺激がない」・多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集まる環境で、切磋琢磨しながら成長したい。
・チームワークを重視し、互いに高め合える組織で働きたい。

このように、「なぜ辞めるか」だけでなく「転職してどうなりたいか」をセットで伝えることで、あなたの意欲が明確になります。

②これまでの経歴・職歴

あなたのこれまでの歩みは、最大の強みです。職務経歴書に書ききれない細かなニュアンスも含めて伝えましょう。

具体的な数字とエピソード
売上実績はもちろんですが、ラグジュアリー業界では「どのような顧客層と信頼関係を築いてきたか」「チームマネジメントで何を工夫したか」といったプロセスも重視されます。

扱ってきた商材の幅
RTW(プレタポルテ)、LGW(レザーグッズ)、ジュエリーなど、どのカテゴリーに強みがあるかも重要な情報です。

具体的なエピソードや得意分野を伝えることで、配属店舗やポジションのイメージが湧きやすくなります。

③譲れない希望条件(優先順位)

年収アップ・ブランドの知名度・ワークライフバランス・勤務地等、すべてが叶うのが理想ですが、現実的には優先順位をつける必要があります。

優先度項目具体的なイメージ(例)
ブランドの世界観歴史あるメゾンで、質の高い接客を極めたい。自分の好きな世界観に浸って働けることを最優先にする。
年収現在の年収(500万円)は維持したいが、インセンティブ次第でアップが見込めるなら、基本給が多少下がっても検討の余地あり。
勤務地都内であれば店舗は問わない。通勤時間よりもブランドや店舗の格を重視する。

「年収は絶対に600万円以上」とガチガチに固めてしまうと、580万円の素晴らしい求人を逃してしまうかもしれません。

「希望は600万円ですが、福利厚生や将来的な昇給率によっては相談可能です」といった柔軟な姿勢を見せることで、紹介の幅が広がります。

また、ラグジュアリーブランドには制服貸与・クリーニング代支給・ランチ補助など、額面の給与には表れない福利厚生が充実しているケースも多々あります。

これらを含めたトータルリワードで考える視点も大切です。

④現在の転職活動の状況と他社の選考ステータス

「他のエージェントも利用していることを伝えてもいいの?」と悩む方もいますが、これは必ず伝えてください
隠すことによるデメリットの方がはるかに大きいです。

重複応募(バッティング)の防止

これが最も大きなリスクです。同じブランドに、A社エージェント、B社エージェント、そして自己応募と複数のルートから応募してしまうと、企業側は混乱します。

「自己管理ができていない」「手当たり次第に応募している」と判断され、最悪の場合、全てのルートで選考対象外になってしまうこともあります。

スケジュール調整の円滑化

転職活動はタイミングが命です。他社の選考状況(書類選考中、一次面接通過、内定承諾待ちなど)がわかれば、私たちはそれに合わせて戦略を立てることができます。

  • 「A社の最終面接が来週あるので、それに間に合うようにB社の選考を早めてもらいましょう」
  • 「C社から内定が出そうですが、本命はこちらのD社ですよね。回答期限を延ばしてもらえるようアドバイスします」

このように、全体最適を考えたサポートが可能になります。私たちはあなたの「秘書」のような役割も担っていると考えてください。

面談で損をする2つのNG行為

面談で損をする2つのNG行為

エージェントはあなたの味方であり、パートナーです。
しかし、信頼関係が損なわれるような態度や行為があると、全力のサポートが難しくなることもあります。

以下の2点には特に注意が必要です。

NG① 希望のみでアドバイスを受ける姿勢がない

エージェントは、業界のトレンドや各ブランドの採用基準など、膨大なデータを保有しています。

時には、あなたの希望条件が市場相場と乖離していたり、キャリアの方向性が少しずれていたりする場合、プロの視点から軌道修正のアドバイスをすることがあります。

このとき、「自分の希望以外は聞きたくない」と耳を塞いでしまうのは、非常にもったいないことです。

例えば、「未経験だが年収600万」という希望が相場的に難しい場合でも、プロなら「まずは450万からスタートし、インセンティブで稼げるブランド」や「着実にステップアップできるルート」などの代替案を提示できます。

食わず嫌いをせず、客観的な提案を一度検討してみる柔軟性を持つことで、自分一人では気づけなかった隠れた優良求人に出会える可能性が大きく広がります。

NG② 経歴やスキルを偽ったり話を盛りすぎたりする

これは最も避けるべき危険な行為です。特にラグジュアリー業界は横のつながりが強く、人事担当者同士が情報交換をしていることも珍しくありません。

安易な嘘は、あなたのキャリア全体を危険にさらします。

リスクの種類具体的な影響
リファレンスチェック外資系を中心に、前職への経歴照会を行う企業が増えています。面談での嘘は、第三者の証言で必ず露呈します。
入社後のミスマッチ実力を偽って入社しても、現場で求められるレベルに対応できず、早期退職に追い込まれるリスクが高まります。
信用の失墜経歴詐称が発覚すれば、そのエージェントからの紹介はストップし、狭い業界内で噂が広まる恐れもあります。

等身大のあなたの中にこそ、輝く強みがあります。自分を大きく見せるよりも、エージェントと一緒に事実ベースでの魅力的な伝え方を考えるほうが、はるかに建設的で安全です。

面談前に準備しておくとスムーズな事

面談前に準備しておくとスムーズな事

完璧な準備は必要ありません。テストではないので、リラックスして臨んでください。

ただ、以下の3点を少し整理しておくと、面談の時間をより有意義なものにできます。「できたらでOK」というくらいの気持ちで準備してみてください。

準備①職務経歴書と履歴書を最新の状態にしておく

まだ完成形でなくても構いません。箇条書きのメモ程度でも良いので、直近の職歴や実績が反映されたものがあると、エージェントはあなたのスキルレベルを素早く把握できます。

特に、LVMHやKering(ケリング)、Richemont(リシュモン)などのグループ内での異動経験や、ポップアップストアの担当経験などがあれば、必ず記載しておきましょう。

記載しておくと良い項目
・在籍期間(年月)
・所属店舗や部署名
・役職(店長、サブ、カテゴリーリーダーなど)
・主な実績(売上達成率、個人の強みなど)

これらが整理されていると、面談時間の多くをキャリア相談や求人提案という建設的な時間に充てることができます。

準備② これまでのキャリアを振り返り自分の強みを整理する

「自分は何が得意で、何をしている時が一番楽しいか」を少し時間をとって振り返ってみてください。これを「自己分析」と呼びますが、難しく考える必要はありません。

  • Will(やりたいこと): どんな接客がしたいか、どんな商品を扱いたいか。
  • Can(できること): 語学力、VMDスキル、顧客管理、新人教育など。
  • Must(求められていること): 市場価値として、自分が提供できる貢献は何か。

これらを整理する際は、「VIP顧客との関係性を時間をかけて育むのが得意」「チームの数字を分析し、論理的に改善策を立てるのが好き」のように、具体的な行動レベルで言語化しておくと、紹介される求人の方向性が定まりやすくなります。

準備③ 転職で叶えたい希望条件に優先順位をつけておく

先ほど触れた「譲れない条件」を、自分なりにランキング化しておきます。「年収」「ブランドの格」「働きやすさ」など、全てを同時に満たす求人は稀です。

「今はバリバリ働きたいけれど、将来的には時短勤務ができる環境が良い」といったライフステージの変化も考慮に入れ、優先順位をつけておきましょう。

この軸が定まっていると、複数の求人を提示された際に迷うことなく判断できるようになります。

優秀なエージェントを見極める方法

優秀なエージェントを見極める方法

転職活動の成功は、パートナーとなるエージェントの質にも左右されます。特に専門性が高いこの業界で、信頼できるエージェントを見極めるための視点をお伝えします。

自分の希望業界や職種への専門性

そのエージェントは、ラグジュアリー業界の「今」を知っているでしょうか?

一般的な求人情報だけでなく、業界のトレンドや裏事情に精通しているかを確認しましょう。

例えば、「最近のGUCCI(グッチ)のクリエイティブ・ディレクター交代による現場への影響」や「インバウンド需要の変化」などについて質問してみてください。

表面的なニュースだけでなく、現場の実情や採用市場への影響まで具体的に語れるエージェントは、頼れるパートナーになり得ます。

実際に店舗に足を運び、店長やスタッフと対話をしているエージェントは、情報の解像度が違います。

具体的なサポート内容や連絡頻度

求人を送ってくるだけの機械的なエージェントには注意が必要です。
ラグジュアリーブランドの選考では、履歴書の内容だけでなく、写真の印象、面接での立ち居振る舞い、言葉遣い、服装(身だしなみ)も厳しく見られます。

独自の面接対策シートがあったり、模擬面接(ロールプレイング)を行ってくれたりするかを確認しましょう。

また、人気ブランドの求人は動きが早いため、スピーディーかつ丁寧な連絡ができるかどうかも重要なチェックポイントです。

長期的なキャリア視点を持っているか

目先の転職を成功させて自分の売上にするだけでなく、あなたの5年後、10年後のキャリアまで考えてアドバイスをくれるかどうかが重要です。

例えば、「今のお悩みなら、転職せずに現職で異動を申し出る方が、キャリアにとってはプラスかもしれません」といった、一見エージェントの利益にならないような助言をしてくれる担当者こそ、真に信頼できるプロフェッショナルです。

転職はゴールではなくスタートです。入社後のキャリアパスまで一緒に考えてくれる人を選びましょう。

▼以下も合わせてご覧ください。
転職エージェントは使うなって本当?デメリットを知り後悔しないための鉄則とは

面談後の流れと良い関係を続けるためのポイント

面談後の流れと良い関係を続けるためのポイント

面談が終わった後も、エージェントとの連携は続きます。良好な関係を保つことは、優先的に良い求人を紹介してもらうためにも大切です。

面談後のお礼メールは送るべきか

必須ではありませんが、送ることをおすすめします。ラグジュアリー業界は「人対人」のビジネスであり、ホスピタリティの業界です。

些細なことですが、時間を割いてもらったことへの感謝を丁寧に伝えられる姿勢は、エージェントに対して「この方は企業に紹介しても恥ずかしくない、素晴らしい候補者だ」という強い印象を与えます。

「本日はありがとうございました。ご提案いただいた求人を検討します」といった簡潔なメールで構いません。
心のこもったメッセージは、エージェントとの信頼関係を強いものにします。

紹介された求人が希望と違う場合の伝え方

もし紹介された求人がピンとこなかった場合、遠慮や気遣いは無用です。はっきりと理由を伝えてください。

「なんとなく違う」ではなく、「ブランドの方向性が、私の志向するクラシックなスタイルより少しカジュアルすぎると感じました」「通勤時間が片道1時間半になってしまうので、体力的に厳しい懸念があります」など、具体的に言語化してください。

これは、エージェントの学習データを更新する作業になります。これを繰り返すことで、提案される求人の精度(マッチング度)はどんどん上がっていきます。

定期的な状況報告で意欲を伝え続ける

すぐに希望の求人が見つからない場合でも、諦めずに繋がりを持ち続けましょう。人気ブランドの求人は水物です。

今日なくても、明日急に出てくることがあります。

週に一度や月に一度など、定期的に連絡を取りましょう。「まだ転職活動を継続しています」「英語の勉強を始めました」といった小さなアップデートでも構いません。

連絡を取り続けることで、急な非公開求人が出た際に、エージェントの脳内検索で真っ先にあなたの顔がヒットするようになります。

面談での対話を「ラグジュアリー業界でのキャリア戦略」に活かす方法

面談での対話を「ラグジュアリー業界でのキャリア戦略」に活かす方法

最後に、エージェントとの面談を単なる求人紹介の場以上に活用するための視点をお伝えします。
それは、面談をブランドの歴史と自分の物語をリンクさせる練習の場として利用することです。

ブランドの歴史を知ることは、自分の「解像度」を上げること

ハイブランドへの転職において、そのブランドの歴史や創業者の想いを知ることは必須です。

面談の中で、エージェントに対して「創業者の精神を今も色濃く受け継いでいるブランドはどこか」といった質問を投げかけてみてください。
この回答を通じて、各ブランドの「歴史の文脈」を深く理解できます。

そして、「なぜ自分がそのブランドに合うのか」という志望動機を、単なる憧れではなく、歴史的背景と絡めて論理的に語れるようになります。

例えば、「CHANEL(シャネル)の哲学に共感し、私もお客様のライフスタイルを自由にする提案がしたい」といった深みのある志望動機は、こうした対話から生まれます。

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ハイブランドの歴史【LVMH編】転職前に押さえたい主要10ブランドのDNA
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模擬面接としての活用

エージェントとの会話は、本番の面接のリハーサルでもあります。

エージェントに自分の経歴を話した際、「その経験は、〇〇というブランドの接客スタイルにすごくフィットしますね」と言われたら、それは強力なアピールポイントになります。

逆に、「今の話し方だと、少し謙虚すぎて自信がないように見えます」といった指摘をもらえるのは、利害関係のないエージェントとの面談ならではの価値です。

面談を「失敗できる練習場」と捉え、いろいろな伝え方を試してみてください。

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アパレルの面接で落ちる人に共通する特徴とは?未経験と経験者別に対策法を解説!

「逆質問」のネタを仕入れる

面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?(逆質問)」は、自己アピールの最大のチャンスです。

しかし、ホームページを見ればわかるような質問をしてはいけません。

エージェントとの面談で、「〇〇店の顧客層の特徴は?」「今のチームの課題は何か?」などをあらかじめ聞いておき、面接ではそれを踏まえた質問をします。

「御社の〇〇店ではインバウンドのお客様が増えていると伺いました」といった切り出しから、自分のスキルをどう活かせるか提案する質問ができれば、志望度とリサーチ能力の高さを強烈に印象付けることができます

まとめ|面談はあなたの転職成功への第一歩

まとめ|面談はあなたの転職成功への第一歩

転職エージェントとの面談は、あなたがこれまで培ってきたキャリアの棚卸しを行い、理想の未来を描くための大切な第一歩です。
決して怖いものでも、身構えるものでもありません。

面談で話すべき4つのこと

  1. 正直な転職理由と退職意向: ネガティブな理由も未来への意欲に変換する。
  2. 具体的な経歴・職歴: 数字だけでなく、顧客との信頼構築のプロセスを語る。
  3. 譲れない希望条件と優先順位: トレードオフを理解し、柔軟性を持つ。
  4. 現在の活動状況: バッティングを防ぎ、戦略的なスケジュールを組む。

これらを包み隠さず共有し、プロのアドバイスを柔軟に取り入れることで、一人では出会えなかった可能性の扉が開きます。

特にラグジュアリー業界への転職は、ブランドとの運命的な出会いがカギを握ります。
その出会いを手繰り寄せるためには、業界の深い知識とネットワークを持ち、あなたの物語を理解してくれるパートナーの存在が不可欠です。

もしあなたが、
「自分の経験がどのブランドで活かせるのか、客観的な意見が欲しい」
「ハイブランドへの転職で、他の候補者と差をつけるための戦略を練りたい」

そのように感じているなら、ぜひ一度、株式会社アプライムにご相談ください。

私たちは、あなたのこれまでの物語を深く理解し、その価値を最大限に輝かせる最適なステージをご提案するキャリアのパートナーです。
あなたの新しい挑戦を、心よりお待ちしております。

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