転職活動中の面接を終えた求職者の多くは、「今の面接は採用だった?不採用だった?」と不安を抱えると思います。
ですが相手のリアクションを気に過ぎるがあまり過剰反応をして逆に面接が上手く話すことできなかったという方々も多くいらっしゃることもまた事実。
ラグジュアリー業界での面接において、採用だったか不採用だったかを気にすることよりも、まずは面接官が好むポイントを押さえておく必要があります。
これらのポイントを押さえて面接に臨むことで、面接官のリアクションや発言によって合格フラグを確認できると言えるでしょう。
ですが合格フラグは、面接において必ず出されるものではないので一概には言えません。
反対にこんなときは不採用という分かりやすい不採用フラグが出ることがあります。例をいくつか挙げてみましょう!
アパレル面接|この6つが出たら、合格フラグ
合格フラグと言っても明確なものから不明確なものまであります。
実際に面接を受けた弊社のクライアント様の声を参考にし、以下の内容を記載しておりますので参考にしてみてください。
1つ目|自身の実績や経験に対し、面接官側が興味、関心を持って質問をしてくれる
面接官は日頃から多くの面接を行なっておりますので基本聞き上手の方々が多いと言っても過言ではないでしょう。
その中でもあなたの実績や経験に対して興味関心を抱き、内容について深掘りされた場合、少なからず興味を持ってくれている証拠です。
具体的な話をした上で相手のリアクションが良かった場合、合格フラグの可能性大と言えるでしょう。
2つ目|特定の店舗への通勤時間などを詳細に聞かれる
面接前の時点で事前に店舗先等が決まっていない場合(関東、都内スタッフ応募など)特定のエリアへの通勤時間などを詳しく聞かれた場合、かなり明確な合格フラグが立っていると言えます。
実例として弊社クライアント様が最終面接時に具体的な通勤時間を聞かれ、面接終了後ご内定に進みたいとブランド側よりご一報いただいたことがあります。
3つ目|貢献できるポイントを質問され回答した際に「ご活躍されそうですね」というリアクションをされる
入社後に貢献できることがありますか?という質問はよくある内容ではありますが、あなたが回答した後にあなたのビジョンの話について「あなたなら〇〇でご活躍されそうですね!」とリアクションされた場合、確実に好印象を持っていると言えるので合格フラグとして見ることができます。
弊社クライアント様の実例として、面接時に「まだ経験は浅いですが、将来的にマネジメント業務に携わりたいです」とお伝えしたところ、面接官より「〇〇さんであれば1-2年後にご活躍されそうですね」とコメントをいただき面接が終了。
直後にご内定の意向のご連絡が入ったケースがあります。
4つ目|具体的な入社可能日を聞かれる
面接では必ず聞かれる内容ですが、例えば内定をいただいてから1ヶ月から1ヶ月半と伝えた時、より具体的に「この日は可能でしょうか?」「有給はどのくらい余っていますか?」などの質問をされると合格フラグと言える可能性大です。
大抵のクライアント様が明確に入社可能日を聞かれている方達はご内定の運びになるケースが多いです。
5つ目|次の面接プロセスの話をされる
通常面接がクローズする際には「選考結果はまたこちらからご連絡いたします」と結び言葉で終わるのですが、「次回はRMとの面談になります」や「次回は店長とお会いいただくことになるかと思います」のような詳細な内容を言われた場合、ほぼほぼ進むパターンと言えるので合格フラグとみていいでしょう。
実例として一次面接の際、面接官である人事担当者様より「次回はRMが面接に入りますので売上面についてなど、もう少し具体的な数字を用いてお話してください」とアドバイスに近いようなコメントをいただいたクライアント様は無事2次面接へ進み、最終的にご内定と繋がりました。
6つ目|逆質問の時に欲しい人物像があなたの発言した強みとリンクしている
逆質問の時「どんな人物像をブランドとして求められていますか?」と聞いた時、あなたが発言した強みと同様の内容を言ってくれた場合、合格フラグとみなしても良いでしょう。
実例として弊社クライアント様の長所を聞かれた際に「自ら能動的に行動し結果に結びつけることを得意としています」と伝え、面接終盤で逆質問として「どのような方がご活躍されていますか?そしてどんな人物像を求めていらっしゃいますか?」と質問をしたところ「自ら能動的に動く人」というコメントをいただいき面接が終了。のちに無事内定と繋がりました。
アパレルの面接で受かりやすい人の特徴
短い時間の中で、どれだけあなたのキャリアや経験値をうまくプレゼンできるかが勝負になります。
以下のポイントを押さえておけばアピール不足ということは避けられ、好印象を持たれやすいと言っても過言ではありません。
自身の経歴や成果を簡潔に説明することができる
限られた時間の中、初対面の相手に対して、より簡潔で実績を元に説明ができることによって面接官側があなたがどういう人かというところを理解しやすくなります。
逆にいうと、どれだけ素晴らしい経歴があっても自らプレゼンできないとなると、ブランドで働くイメージが湧かずお見送りとなるケースもあります。
大前提として面接はただの自己PRを開示するだけ場ではなく、自分をよりよく見せるプレゼンを行う場であるということを忘れてはいけません。
面接官の質問について質問の意図を理解し正しく回答する
面接官が聞きたい内容に対し、正しい回答を答えることはコミュニケーションスキルや他者理解力を同時に見られています。
「相手が何を聞きたいのか?」「どういう意図なのか?」もしその内容が理解できない場合、どういう意味かをちゃんと質問して正しい回答を答えることができるかが重要となりますので不明点がある場合、怖がらずに面接官に聞き返してみましょう。
ただし何度も何度も聞き返してしまうと相手が不快に感じてしまうことがありますので気をつける必要があります。
明るい雰囲気や微笑みを絶やさずハキハキと話をすることができる
アパレル販売員であれば店頭に立つイメージというのを想像しながら面接官も面接を行います。
当たり前ではありますが笑顔でハキハキお話ができる方のほうが圧倒的に好感度があると言えるでしょう。
いくら面接という緊張する場であっても、強張ってしまいボソボソ話してしまっては良い印象を与えられずご縁を逃してしまう可能性もあります。
面接は自分を見てもらっている場ということを忘れてはいけません。
ブランドへの熱量が高く感銘を受けたところを詳細に話すことができる
やはりブランドビジネスをする上でブランドに対する熱意や情熱があることは非常に重要なポイントです。
ただブランドの商品やイメージが好きだからなど薄っぺらい内容ではなく、「なぜ好きなのか?」「どこを好きになったのか?」などをより具体的に話す事によって面接官へやる気とブランドへの情熱がダイレクトに伝わると言えるでしょう。
あなたが入社したら貢献できるポイントを明確に伝えることができる
面接時において自分の強みや今まで出せた実績を単に話すだけでは自慢話で終わってしまいます。
面接はあくまでも”自分の強みを活かしてどのように貢献できるか”という結論までが非常に重要と言えます。
自分の強みを伝える上で数字的結果や具体的なアクションを用いて話し、具体的にどのように貢献できるかというポイントを明確に伝えることを心がけましょう。
店頭に立つイメージができる好感度の高い身だしなみができている
販売員である以上、身だしなみを気をつけることは当たり前のことですが、清潔感や細かなケアができているかなど面接官は細部に渡ってあなたを見ています。
靴の先端の擦れや手のささくれなど、服装以外にも気をつけるべきポイントが多くあるのでアパレルの面接で好印象を与える服装の完全ガイドのコラム記事を参考にご覧ください。
アパレルの面接で落ちる人の特徴
面接において準備は非常に重要なポイントと言えます。
何らかの理由で準備が十分にできなかった方々の失敗例をもとにいくつか具体的な失敗例をピックアップしておりますので参考にしてみてください。
特徴1|抽象的な内容が多く何が言いたいかわからない表現が多い
面接の準備不足で抑揚をまとめきれず、結局何が言いたいのかわからない説明をしてしまうと顧客ビジネスが到底できるとは思えないという印象がついてしまいます。
面接をする上で面接練習をするかしないかでは結果が圧倒的に変わります。必ず万全な準備をしてから挑みましょう!
特徴2|面接官の質問の意図を理解していないのにも関わらず不明確な回答をしてしまう
緊張状態に陥ると、相手が聞きたい内容に対し内容が理解できずズレた回答をしてしまうことがあります。
聞き返すことが悪いことと思い、とりあえずの発言をしてしまうと更に悪い印象を与えることになりかねないので、質問内容が理解できない時は怖がらず面接官側に質問するようにしましょう。
特徴3|緊張のあまり顔が強張り自信がないような立ち振る舞いをしてしまう
自分のことを見られる面接という場面において緊張するお気持ちは非常によくわかります。
ですが緊張しすぎて話せなくなったら元もこもありません。面接は1発勝負であることを忘れずに取り組む必要があります。
特徴4|ブランドについて事前に情報を集めきれず表面的な表現が多く熱意が感じられない
ブランドに対して根拠のない好きを伝えても全く響きません。
なぜ好きなのか?どうして働きたいのか?を言語化して伝えることが重要です。そのためには店舗への訪問はもちろん、WEBサイトやSNSなど隅から隅まで情報収集をして言語化できる情報を集めることをお勧めします。
特徴5|言葉使いや話す表現がラグジュアリー販売員として適していない話し方をしてしまう
どんなに素晴らしいキャリアだとしても、言葉遣いや言い回しが単調な表現をしてしまうとブランドの世界観に適していないとみなされることがあります。
例えば「可愛くて」ではなく「〇〇だからこそ素敵で」、「いっぱい」ではなく「より多く」のような少しのニュアンスであっても聞き手側が稚拙に感じてしまうような表現は避けプロフェッショナルな言葉遣いを使うよう心がけましょう。
特徴6|面接では聞く必要がない的外れな逆質問をしてしまう
面接の最後に大抵質問があるか?と逆質問を聞かれることがあります。
その際に福利厚生や社販、お給料の話など面接で話すべきではないことを話すことは悪い印象でしかありませんので避けましょう。
質問内容に関しても、ある程度事前に考えておくことをお勧めします。
アパレルの面接での質問と良い回答例
面接では必ずと言っていいほど聞かれる定番の質問があります。
自身の職務経歴や志望動機、強みなど。
簡単ではありますが構成の仕方や伝えるポイントをまとめていますので以下ご参照ください。
Q:職務経歴と合わせて自己紹介お願いします
A:学歴後、なぜ販売の道に進もうと思ったか正確な理由を織り交ぜながら過去の経歴を入社、退社理由を明確し現職に至るまでの経緯を説明する
(ただただ経歴を順に述べるのではなく、職経歴書に記載していない”なぜ”の部分を焦点を当てて話すと面接官側にダイレクトに伝わります)
Q:志望動機は?
A:ブランドを知ったきっかけ、ブランドの歴史や活動について感銘を受けたところ、なぜブランドを志望したのか、さらには貢献できるポイントを明確かつ簡潔に答える
(注意点として”憧れてた”や”商品が素敵”といった上部の内容を志望動機として伝えることは避ける必要があります。志望動機とはブランドへのラブレターのようなものですので、より具体的な内容を簡潔に伝えることを心がけてください)
Q:自身の強みを教えてください
A: 強みと立証できる実績や行なってきたアクションを用いて簡潔に説明する。また貢献できるポイントアピールも織り込むこと。
自分が自身の強みを述べるときは、パーソナルなトピックはお勧めしません。例えば、よく使いがちな「コミュニケーション力がある」ということを証明するためには、チームリーダーのような中間な立ち位置にあって上司、部下の間に入り問題を解決するために行動したなど、特定の立場でないとなかなか立証することが難しいと言えます。
あなたが今まで出してきた結果をもとに立証できる強みを伝える方がより効果的に伝えられるでしょう。
Q:今まで実績を出せたと感じるところを教えてください
A:より具体的な内容を結果から話し、結果を出すために取り組んだ事柄や事案について建設的に話をすることができる。
→こちらも”強み”と同様ですが、実績ベースで話すことをお勧めします。また、実績を話す上で重要なことは事柄に対して自分自身がどう考え、どのような行動をしたのかというプロセスの部分が非常に重要になります。結果から述べた後に具体的なストーリーを説明し、簡潔に話しましょう。
まとめ
一口に面接と言っても限られた時間の中で初対面の面接官にどれだけ理解していただけるようなプレゼンを行い、好印象を与え信頼を勝ち取ることが重要になります。
そのため面接を受ける上で面接準備は必須であり、より入念な準備が必要になると言えるでしょう。
どんなに素晴らしいキャリアを持っていてもプレゼンがうまくできなければ受かるものも受かりません。
誰もが緊張する面接において具体的な内容を明確に伝え、貢献できるポイントや仕事に対する真摯な姿勢と熱意をアピールし、かつ良い印象を与えながら自信を持って話すことができる方が受かりやすい方の共通点と言えます。
自己紹介の際に、自分のキャリアとスキルを簡潔かつ具体的に伝えることが重要です。
過去の職務経験や達成したプロジェクトを通じて、あなたの強みを明確に示し、顧客構築や販売戦略に関する実績があれば、それを強調することも有効です。
そして事前に企業のウェブサイトやニュース記事をリサーチし、その企業のビジョンやミッションを理解しておきましょう。
面接の場でその知識を活用し、自分がどのようにその企業に貢献できるかを具体的に伝えることで、面接官に強い印象を与えることができます。
さらに、業界トレンドや最新のファッション動向についても理解しておくと良いでしょう。
面接の中で、これらの知識を活用して意見を述べることができれば、あなたのプロフェッショナリズムと意欲をアピールすることができます。
付け加えて礼儀正しく丁寧な態度を保つことを忘れずに。
面接後にはお礼のメールを用意することも、好印象を残すための一つの方法です。
弊社は独自の面接練習プログラムを用意しております。
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転職を考えながらも面接に自信がない、プレゼンが苦手で一歩踏み出せないという方であっても安心して挑戦することができるようサポート致しますのでまずはお気軽に相談くださいませ♪